隣家からのもらい火は火災保険で補償される?

2024/03/15 コラム

隣家からのもらい火で、建物に被害を受けるケースもあります。
自分の家からの出火ではない場合の被害でも、火災保険が使えるのでしょうか。
今回は、隣家からのもらい火は火災保険で補償されるかご紹介します。

▼隣家によるもらい火は火災保険で補償されるのか?
火災保険に加入していれば、隣家によるもらい火の被害は補償されます。
そのため、火災保険に加入していれば自己負担がなく修理ができます。

▼火元から損害賠償は受けられない
失火の責任に関する法律(失火法)が定められているため、もらい火による被害でも火元に損害賠償請求をすることができません。
失火法は、火元の家に重過失がなければ賠償ができないという法律です。
日本の火事の99%は重過失が認められていないとされているので、火元に損害賠償請求できる可能性は非常に低くなっています。
ただ、ガス爆発や放火による火事であれば失火法の対象外となるので損害賠償請求ができます。

▼保険会社から貰える金額
もらい火による損害でもらえる保険金は、損害分のみ受け取れます。
例えば、3,000万円補償の火災保険に加入していて1,000万円の損害が出たら、1,000万円の保険金となります。

▼まとめ
隣家によるもらい火は、火災保険で補償されます。
ただ失火の責任に関する法律(失火法)があるため、火災保険に加入していないと損害は自己負担となってしまうので注意しましょう。
「株式会社加藤建装」は、保険を用いた建物修繕をおこなっている会社です。
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