火災保険による雪災への補償について

2023/11/15 コラム

火災保険に水害や土砂崩れなどの水災補償があるのは知られていますが「雪」が心配な方も多いと思います。
今回は火災保険による「雪災」への補償について解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

▼火災保険は雪災にも対応している
火災保険は、さまざまな気象現象による被害に対応しています。
雪の被害である「雪災」も火災保険の補償範囲内ですから、ぜひご安心ください。

ただし、雪災の補償を受けられるのはあくまでも「雪災補償」に入っている場合です。
火災保険に加入する際はどの補償を受けるかを自分で選べますが、この時に雪災を外していた方は当然ながら補償を受けられません。
雪が多く降る地域で生活している方は、火災保険に雪災の補償が入っているかどうかを改めて確認しておくことをおすすめします。

■水災の補償で対応できる場合もある
火災保険では、被害を受けた時の原因によって補償内容を判別します。
そのため、同じ雪による被害でも「雪解けの水」による被害を受けた場合は「水災補償」での対応となります。
このように雪災補償に入っていない場合でも、内容によっては別の項目で補償が受けられるケースもあります。
何らかの被害が発生した場合は、念のため保険会社に相談してみると良いでしょう。

■修理業者からもアドバイスが受けられる
火災保険の範囲についてわからないことがある方は、修理業者でもアドバイスできる場合があります。
火災保険の申請は、被災から3年以内であれば修理後でも可能です。
保険会社よりも修理業者のほうが早く連絡がつく場合は、ぜひ業者のスタッフにもご相談ください。

▼まとめ
火災保険には雪災の項目もありますので、雪災補償に入っておくと雪による被害を受けた時に補償を受けられます。
あくまでも加入時に雪災の項目をプラスしている方に限るので、雪が多く降る地域の方はこの機会に保険内容を見直してみてください。

ただし、雪解けの水に関しては「水災」の範囲での補償です。
どこまでの補償が受けられるかは、事前に綿密に確認しておくと良いでしょう。
しっかりと備えて、快適な暮らしを守っていってください。