火災保険は「水道管破裂」にも適用できる?

2023/11/01 コラム

火災保険に水災補償も入れている場合、水による被害の多くは保険でカバーできます。
しかし、ここで判断が難しいのが「水道管破裂」です。
今回は水道管破裂への火災保険適用について、詳しく解説していきます。

▼火災保険は水道管破裂にも適用できる?
結論から言うと、水道管破裂が起きた時にも火災保険の適用はできます。
しかし、補償の範囲は限定される場合が多いでしょう。

■補償は「水で濡れた部分に対して」のみ
火災保険の補償範囲には、多くの場合「水漏れによる被害」の項目が入っています。
水道管破裂による水の被害が発生した場合も、床や壁の修繕費用の補償は受けられるでしょう。
しかし「破裂した水道管の修理」に関しては補償の範囲外になるケースがほとんどです。
火災保険には破裂や爆発による被害の補償が含まれますが、水道管の破裂は対象外としていることが多いでしょう。

■保険会社によっては補償可能なケースもある
水道管破裂はそう滅多に起きるものではありませんが、寒冷地などでは凍結による水道管破裂が頻発するケースもあるでしょう。
このような場合に備えて、保険会社の中には「水道管凍結修理」のプランを用意しているところもあります。
水道管破裂の心配がある方は、こうした保険も検討しておくと良いでしょう。

▼まとめ
火災保険では、水道管破裂による水の被害の補償も可能です。
しかし、破裂した水道管の修繕費用までは補償されない場合がほとんどですので、この点はご注意ください。

ただ凍結による水道管破裂が起きやすい地域などでは、修理費用に対応できるプランが用意されているケースもあります。
水道管が損傷するおそれのある方は、検討しておくと良いでしょう。
いざという時に備えて、しっかりと準備を整えておくことが大切です。