建物の保険はリフォームにも使える?
2020/11/17
コラム
建物の保険に加入していて、建物に損害が与えられた場合に補償の対象となる事があります。
補償してもらえる部分と合わせてリフォームをすると補償で全てまかなえるのでしょうか。
今回は、建物の保険はリフォームにも使えるかについてお伝えします。
▼建物の保険はリフォームにも使える?
建物の保険といえば火災保険ですが、火災保険ではリフォームは対象外です。
風災等の火災保険の対象の被害があり補償してもらえたとしても、その補償を使って風災でダメージを受けた部分以外をリフォームする事は出来ません。
火災保険は、あくまでも修理や修繕をする為にあります。
▼リフォームと修繕・修理の違い
■リフォームとは
リフォームと修理・修繕は似た言葉ですが少し違った使われ方をする場合があるので注意が必要です。
経年劣化等により新築当初のような状態に原状回復をする事をリフォームと呼びますが、経年劣化は火災保険の対象外なので、火災保険の補償を使って関係ない部分をリフォームする事は出来ません。
■修繕・修理とは
ダメージを受けた部分をもとに戻す事を修繕・修理といいます。火災保険の対象の被害部分において、元の状態に戻す場合のみ火災保険は適用されます。
▼まとめ
今回は、建物の保険はリフォームにも使えるかについてお伝えしました。
火災保険は、建物にトラブルが発生した際に修理や修繕には使えますが、リフォームには使えません。
リフォームと修理や修繕の意味を理解して、正しく火災保険を利用しましょう。
株式会社加藤建装では、火災保険を使った修理・修繕を行っています。お気軽にご相談下さい。