全壊と半壊の違いは?
災害によって建物が壊れた時、全壊や半壊といった分け方がされます。
半壊よりも全壊のほうが損害が大きいとは分かっていても、具体的にどのような差があるのか理解していない方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、全壊と半壊の違いについて詳しく解説します。
▼全壊と半壊の違い
■損壊割合
全壊なのか半壊なのか判断する時に、重要になるのが損壊割合です。
全壊・半壊以外にも大規模半壊や一部破損などの区分がありますが、それぞれ損壊割合によって分けられます。
損壊割合が70%以上であれば全壊、20%以上70%未満であれば半壊です。
50%以上70%未満は大規模半壊、建物の一部が損傷している場合は一部破損となります。
■損害割合
損壊割合と合わせて、損害割合でも全壊か半壊か異なります。
損害割合が50%以上であれば全壊、20%以上50%未満であれば半壊です。
ちなみに、大規模半壊は40%以上50%未満、一部破損は10%未満となっています。
■利用できる支援制度
災害によって被害を受けた住宅を再建する時、公的支援制度を利用できるケースがあります。
全壊と半壊では、利用できる公的支援制度も異なるため注意しましょう。
例えば、被災者生活再建支援制度は全壊と大規模半壊に認定された住居のみで、半壊は対象外です。
▼まとめ
全壊と半壊とでは、損壊割合・損害割合・利用できる支援制度などに違いがあります。
全壊なのか半壊なのかご自身で判断するのはなかなか難しいので、専門の業者に調査を依頼するとよいでしょう。
『株式会社加藤建装』では、保険を利用した修繕を承っております。
専門のスタッフが現状の調査もいたしますので、災害によって建物が被害を受けた時はぜひご相談ください。